BLOG2021.08.11
この記事は、Goodnature社の創業者であり、業務用コールドプレスジューサーの発明者であるデール・ウェトラウファー氏による投稿です。
最高の味のジュースを作ることについて、自然が教えてくれたことがあります。
1.強く搾りすぎないこと
2.速く搾りすぎないこと
忙しいキッチンでは、できるだけ早く作業を終わらせたいと思うのは当然のことですが、上記の1と2を守らなければなりません。その理由は次のとおりです。
理想的な方法は、できるだけ低い圧力で果汁を搾り出すことです。
本当の “ジュース ” は、殆どの植物細胞の中にある 「液胞」という大きな袋のようなものに入ってます。きれいに切ることができれば、プレス機の助けを借りなくても、重力によって果汁が出ます。
私が知る限り、他のどの分野よりも多くの愛好家や専門家がいるワイン作りでは、最初の果汁が最も求められ、製造者のラベルが貼られた高価なワインに使用されます。現在使用されている殆どのワインプレス機は、破砕したブドウの塊に30psi(ポンド・スクエア・インチ)以上の圧力をかけないように注意しています。
圧力が高くなると、皮や種からの苦い香りやタンニンの風味が入り込んでしまうことを学んだからです。彼らは、30psiを超えないように注意しながら、ゆっくりとプレスします。ワインメーカーは量ではなく、速く強く搾るよりも時間がかかりますが質を追求しています。
同様に、私たちも強く搾り過ぎないことを時間をかけて学んできました。
ジュースプレスの仕事を始めてから40年、私たちは最適な圧力と速度になるように機械を調整してきました。搾るスピードが速すぎると、細かく砕かれた粒子がプレスバッグから出てきてしまい、ジュースが濁ってしまいます。時間と圧力のバランスを合わせることにより、澄んだジュースになるのです。
強く押しすぎると、種や皮の油分が押し出されてしまい、質の悪いジュースになってしまいます。その証拠に現在多くのジュースメーカーが採用しているGoodnature社のX1プレスは、より高い力を持っていますが、工場では各シリンダーの圧力を1800psi(製品に換算すると約40psi)に抑えてセットしています。
この圧力に設定したのは、最高においしいジュースが出来るからです。
袋を厚くして圧力を上げれば、生産量を増やせるかも知れませんが、あまり美味しいものにはなりません。
気楽にやればいいんだよ、それは自然が教えてくれたことだ。私たちはそれに耳を傾けました。
《著者について》
20代後半に航空宇宙工学の仕事をあきらめ、最初のリンゴ搾り器を造りました。
それは足踏み式でリンゴ農家に売りました。
こうして私の会社Goodnature社は設立されました。
40年後、私たちは世界最大のコールドプレスジュースマシンを製造し、最も有名なジュース会社が私たちの機器を使用しています。
私は十数件を超える特許を保有し、人々に知られているあらゆる方法でジュースを搾ってきました。
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